このページはこのような方を対象としています。
- JR京浜東北線石川町駅の階段で見知らぬ乗客の女性の痴漢行為をしてしまいました。相手はひどく怒っていて、絶対に処罰してやると息巻いています。横浜市中区山下町にある加賀町警察署で取り調べを受けましたが、今後は弁護士による示談で事件を解決して欲しいです。
- 京浜急行線戸部駅の近くのホテルでナンパした女性と性行為をしました。その時は、女性も合意の上だったのですが、翌日、「強姦罪です。示談しないなら今から警察に行く」とメールがありました。女性は横浜市西区戸部本町在住で戸部警察署に行くと言っています。
- JR横浜線新横浜駅のコンビニでボールペンを万引きしてしまいました。店員に見つかり、横浜市港北区大豆戸町にある港北警察署で取り調べを受けました。警察官は、示談はしなくて良いと言っていましたが、本当でしょうか。私としては示談をしたいので、困っています。
横浜・神奈川の事件で示談してほしい
「被害者の方が面会を拒絶されていたのを粘り強く説得いただき、示談していただいた上、嘆願書まで出していただき、起訴猶予となりました…」(大阪24-89号事件)
横浜・神奈川の刑事事件の示談も安心。あなたに代わって、アトム横浜の弁護士が被害者の方と交渉します。
示談とは、事件の相手方と和解することを言います。
一般的には、事件の相手方に相応の弁償金を支払い、「これで事件を解決する」旨を合意して、示談書を作成します。示談は、横浜・神奈川の刑事事件の解決に非常に有効です。
しかし、示談といっても、内容によって刑事事件の解決に与える影響は様々です。また、加害者側が被害者の方の連絡先を知らない場合も多く、当事者のみで強引に示談してもらおうとすると、被害者の方への脅迫行為にあたると判断される場合もあります。
アトム横浜の弁護士なら、ご依頼者様に代わって示談を締結し、ご依頼者様の利益のために活動します。ご依頼者様が神奈川県警の警察署の留置場に逮捕・勾留されている場合、実際に動けるのは弁護士だけです。示談の成否は、事件の行方に大きな影響を及ぼすため、経験豊富なアトム横浜の弁護士にお任せ下さい。
横浜・神奈川の刑事事件で示談するなら。示談の種類と効果
示談には種類があり、刑事事件に与える影響は様々です。これを誤ったり、示談書の内容に不備があったりすると、せっかくの示談が生かせないことになってしまいます。
効果小 ↑ | 被害弁償 | 被害を金銭的に賠償することを言います。 刑事手続きにおいて被疑者・被告人に有利に作用します。ただ、示談が成立している場合と比べてその効果は小さく、将来的に本件で損害賠償請求を受ける可能性が残ります。 |
---|---|---|
単なる示談成立 | 被害を金銭的に賠償し、被害者と事件の解決(清算)を約束することを言います。刑事手続きにおいて被疑者・被告人に有利に作用します。また、示談が成立すれば、将来的に本件で損害賠償請求される可能性はなくなります。 | |
宥恕付き示談成立 | 示談書の条項中に「加害者である〇〇を許します」という一文がある示談を言います。 刑事手続きにおいて大きな意味を持つ場合があります。 | |
嘆願書作成 | 「加害者である〇〇を許します」という内容が記載された被害者作成の書面のことです。宥恕付き示談と同様、刑事手続きにおいて大きな意味を持つ場合があります。 | |
被害届取下げ | 「本件の被害届を取り下げます」という内容が記載された被害者作成の書面のことです。宥恕付き示談と同様、刑事手続きにおいて大きな意味を持つ場合があります。 | |
↓ 効果大 | 告訴の取消し | 「本件の告訴を取り下げます」という内容が記載された被害者作成の書面のことです。強姦罪などの親告罪では、告訴が取り消された以上、検察官は事件を起訴することが法律上できなくなるため、刑事手続きにおける効果は絶大です |
示談のチャンスは一回きりです。示談を締結する際は、失敗のないように、内容に不備のない示談書を作成するようにしましょう。
横浜・神奈川の刑事事件で示談が締結できた場合の5つのメリット
① アトム横浜の弁護士なら、被害者の連絡先を聞ける
アトム横浜の弁護士なら、被害者の方の承諾を得て、神奈川県警や横浜地検といった捜査機関から連絡先(氏名、住所、電話番号など)を聞くことができます。加害者とは接触したくないが、弁護士なら教えても良いという方も多くいらっしゃいます。弁護士が間に立って示談手続きを進めることは、加害者・被害者の双方にとって、事件の円満解決に役立ちます。
② 横浜・神奈川の刑事事件で示談できれば、不起訴の獲得に役立つ
軽微な事件等では、示談が成立すれば、不起訴処分を獲得することができます。また、親告罪(強姦罪や強制わいせつ罪などの、告訴がなければ起訴ができない犯罪類型)では、示談締結の際に告訴の取り消しが得られれば、確実に不起訴処分となり前科がつきません。その他の犯罪でも、示談締結の際に、被害者側から刑事処罰を望まないことを示す書面(嘆願書や被害届取下書)を頂ければ、その後有利な事情として考慮されることも少なくありません。
③ 横浜・神奈川の刑事事件で示談できれば、執行猶予の獲得に役立つ
示談の成立は、刑事裁判において、被告人側に有利な事情として考慮されます。執行猶予は、被告人側に有利な事情がある場合に限り認められるため、示談の成立は執行猶予の獲得に有益です。実際に刑事裁判になった場合でも、被害者の方と示談ができていれば、反省して被害弁償したとして裁判官の心証を良くすることができ、執行猶予の判決をもらえる可能性が高まります。
④ 横浜・神奈川の刑事事件で示談できれば、留置場からの釈放に役立つ
示談の成立は、より早い神奈川県警の警察署の留置場などからの釈放に役立ちます。示談が成立することで、不起訴処分が見込まれ、これ以上の捜査の必要性がないと判断されるからです。特に、強制わいせつ罪、器物損壊罪などの、告訴がなければ起訴ができない親告罪では、告訴の取り消しにより直ちに留置場から釈放されることになります。
⑤ 横浜・神奈川の刑事事件で示談できれば、事件を一挙に解決することができる
示談の締結は、今回の事件に関して、当事者間で被害弁償の問題が解決したことを示す効果があります。そのため、刑事事件で有利に考慮してもらえると同時に、将来的に民事裁判で損害賠償請求をされることを防ぐ効果もあります。つまり、刑事事件で示談を締結することによって、民事事件も含めた今回の事件一切を、一度に解決することができ、弁護士費用や時間的負担の面からも有益です。
弁護士に依頼する場合の注意点
示談の締結は、1回限りのチャンスです。それだけに、示談を締結するタイミング、示談の内容は非常に重要です。例えば、示談をして告訴取り消しをしてもらえれば確実に不起訴処分となる親告罪の場合は、起訴前に示談を締結することが何より重要です。一度起訴されると、その後に示談を締結しても起訴を取り消すことはできないからです。多くの刑事事件では、弁護士しか被害者の住所や電話番号を知ることができませんし、ご依頼者様自身が交渉に動くと、被害者の方から報復と勘違いされ、事件が深刻化する危険があります。
したがって、示談を締結する際には、弁護士を通じて被害者の方の意向を汲み取りつつ、穏便かつ迅速に行うこと、そして適切な時に適切な示談を行うことが大切です。